あっかんべェ一休の通販口コミ情報
あっかんべェ一休(下) (講談社漫画文庫) 価格: 924円 レビュー評価:5.0 レビュー数:1 一休という人物は、アニメのなかではいつもニコニコと笑顔を振り撒き、陽気な面が強調されていたように記憶している。しかし、本作品では、拝金主義、下克上、身分差別等々とともに戦乱に明け暮れた時代のなかで、人間という存在への疑問と、『禅』という思想の追求に生涯をかけた純粋な人物に感じられた。 一休禅師の人物史として、日本史入門として、または『禅』理解の入門としても大変役立つと思う。作画の技巧も卓越しており、第一級の映画を観ているようでもあり、一気に上下巻を読み切らせる力を持っている。 |
あっかんべェ一休(上) (講談社漫画文庫) 価格: 924円 レビュー評価:5.0 レビュー数:10 「石の花」で魅了されて、この作品もずっと読みたいと思っていたが、なかなか書店になく…ようやく。 私はアニメの「一休さん」を見て育った世代なので、いきなり冒頭で遊女屋から酔っ払って出てくる一休さんに驚く。 それは生々しく毒々しい一休さんの肖像画を見た時と同じだ。 正月は冥土の旅の一里塚…そう毒づく、一休さんと、アニメの一休さん。 その隔たり。 物語は遊女屋から、一休さん誕生へと遡り、寺の小僧となり…やがて堕落した五山の僧たちに疑問を感じ、自身の煩悩にも悩み始める。 悟りとは何か。 |
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